頭痛・偏頭痛
種類、原因について
頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛などさまざまな種類があり、その中でも緊張型頭痛は最も一般的で、推定2000万人が経験しています。
頭痛は、首や肩甲骨、背骨を支える筋肉のコリや張り、緊張によって痛みを感じる神経が刺激されることで引き起こされるとされています。
頭痛の痛みや頻度が多くなれば、仕事や家事など日常生活に支障をきたすようになります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛の主な原因は、ストレス、筋肉の緊張、姿勢の悪さなどです。
仕事や人間関係、生活の変化などが心理的ストレスを引き起こし、筋肉の緊張や血管の収縮・拡張を誘発して頭痛を引き起こします。最も一般的な頭痛タイプで、男女問わず発症すると言われています。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による首や肩の筋肉の緊張が緊張型頭痛を引き起こすことがあります。また、視力の問題や不適切な姿勢も頭痛の原因となります。
片頭痛
片頭痛は神経血管の変化や遺伝的要因などの原因で発症することがあります。
女性ホルモンのバランスが乱れると片頭痛が起こりやすくなるため、男性よりも女性に多く見られます。特に、エストロゲンの減少が片頭痛を誘発することが知られています。また不規則な睡眠パターンや睡眠不足、過剰な睡眠が頭痛の原因となることがあります。
さらに特定の食品や飲料が頭痛を引き起こすことがあります。例えば、チョコレート、チーズ、加工食品、アルコール(特に赤ワイン)、カフェインの摂取が誘因となる場合があります。
その他、ストレスなども片頭痛の引き金となります。また、天候の変化や気圧の変化によっても誘発されることがあります。
群発性頭痛
群発性頭痛は、男性に多く、季節によっても発症するといわれています。明確な原因は不明ですが、視床下部の異常活動や自律神経系の異常活動などが関与していると考えられています。また遺伝的な要因として、家族に群発頭痛を持つ人がいる場合、発症リスクが高まります。
基礎疾患などによる頭痛
脳震盪や頭部への打撲などによる頭部外傷や髄膜炎、脳炎、副鼻腔炎などの感染症により頭痛を引き起こすことがあります。
脳動脈瘤、くも膜下出血、脳卒中などの血管性疾患では急性の激しい頭痛を引き起こします。また脳腫瘍が周囲の組織に圧力をかけることで頭痛を発症することもあります。
その他、低血糖や高血圧などの代謝異常、頭痛薬の過剰使用、特定の薬物の副作用、頚椎症、頚椎ヘルニアなどでも頭痛を引き起こすことがあります。
その他の原因
副鼻腔炎や感染症により、顔面や前頭部に鈍い痛みが生じます。息を吸うと痛みが増すことがあります。また中耳炎や内耳炎などの耳の感染症が頭痛を引き起こすことがあります。耳の痛みや聴力低下を伴うことが多いです。
さらに急激な高血圧により、頭全体に強い圧迫感やズキズキとした痛みが生じます。特に後頭部や頭頂部に感じやすいです。
症状について
緊張型頭痛
緊張型頭痛は通常、頭全体にわたる鈍い痛みや圧迫感、締め付け感があります。それに伴い、首や肩の筋肉の緊張、疲労感、集中力の低下を引き起こすことがあります。頭痛の持続時間は個人差がありますが、数時間から数日間続くこともあれば、慢性化することもあります。
片頭痛
片頭痛は通常、頭の片側に集中することが多く、脈打つような激しい痛みを引き起こすことがあります。頭痛の持続時間は個人差がありますが、数時間から数日間続くことが多くあります。
また、吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏症、視覚や感覚の一時的な異常が現れることもあります。
群発頭痛
群発頭痛は主に片側の目の周辺に非常に激しい刺すような痛みを引き起こすことがあります。頭痛の持続時間は個人差がありますが、数分から数時間の頭痛が一日に数回、一定期間に集中して続くことが多くあります。
夜間や就寝中に発症しやすく、頭痛時には涙目や目の充血、鼻水や鼻詰まり、瞳孔の縮小(縮瞳)、まぶたの下がりなどの症状が伴うことが多いです。
基礎疾患などによる頭痛の症状
脳腫瘍による頭痛では持続的で鈍い痛みが、頭全体または特定の部位に集中することがあります。痛みが徐々に増していき、吐き気、嘔吐、視力障害、意識障害、けいれんなどを伴う場合もあります。
脳出血やくも膜下出血では頭全体または特定の部位に、突然の激しい痛みを引き起こすことがあります。また意識障害、吐き気、嘔吐、けいれん、視力障害、運動麻痺などを伴う場合もあります。
髄膜炎や脳炎では頭全体に強い頭痛を引き起こすことが多く、発熱、首のこわばり、意識障害、けいれん、吐き気などを伴う場合があります。
頚椎症、ヘルニアなどでは首から頭にかけて、持続的な鈍痛や鋭い痛みを引き起こすことが多くあります。さらに 首のこわばり、肩こり、腕や手のしびれ、筋力低下などを伴う場合もあります。
高血圧では、頭全体または特定の部位に鈍い圧迫感を感じることがおおく、めまい、視力障害、息切れなどを伴う場合があります。
当院での対応
当院では、患者様の頭痛の種類を正確に診断し、最適な治療を提供しています。多くの頭痛は緊張型頭痛または片頭痛であるとされています。
悪い姿勢で首や肩を支える筋肉が使われると、筋肉が硬くなり酸素不足や栄養不足が生じます。このような状態が続くと筋肉内にしこりが形成され、それがトリガーポイントとなり痛みを引き起こします。
また、関節の歪みを矯正し、正しい姿勢に導くことで、頭痛や肩こりの根本的な改善を図ります。
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